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「Fリーグ観戦」

2010/11/02(火)

 

 今晩、グリーンアリーナでFリーグを観戦した。フットサル・リーグの試合を観るのは、5試合目位か。昨日、NPO法人アミティエ・スポーツクラブの赤尾修理事長と久し振りに会食した際に、思いがけもなくデウソン神戸と名古屋オーシャンズのチケットを頂いた。赤尾氏の今後の構想や夢を聞きながら、フットサルの話にも花が咲いたのであって、Fリーグを観戦する機会をまたしても持てたのである。

 1位と2位との上位対決も興味を覚えていたが、それよりも鳴り物入りで名古屋に入団したポルトガルの至宝、リカルジーニョを生で観たかった。世界中に室内サッカーは色々あって、ルールを統一したのが現在のフットサル。僕も、フットサルとして統一される以前のブラジルのサロン・フットボールに凝っていたことがあって、フットサルにも関心度は高い。

 オランダなどヨーロッパで行われていたファイブ・ア・サイドやアメリカ合衆国で行われていたアイスホッケー的なインドアサッカー、ドイツで行われていた体育館での通常のサッカーボールとゴールも同じサイズの室内サッカー、冬季にプールの水を抜いてサッカーが行われていたイングランドの独特のミニサッカーも興味を抱いたことも思い出しての観戦であった。

 気軽に楽しめるフットサルは、老若男女、そして、サッカーをしてこなかった初心者にも愛好されるようになった。ボールに触れる感触が、色々な人々に楽しさを容易に与えているように思っている。

 ポルトガル代表のリカルジーニョは、確かに素晴らしかった。状況判断の速さといい、しっかりしたテクニック、試合の流れを読み取る能力は流石といった印象であった。名古屋のブラジル人選手、ルイス・ネゴンの身体能力の強さとテクニックにも、また、デウソンの素晴らしいパスワークでボレーシュートを決めた岡崎チアーゴ選手も観衆を魅了していたと思う。

 以前、フットサル日本代表であった当時の友人、保坂信之氏からフットサル・ブラジル代表のファウカン、アレッサンドロ・ホーザ・ヴィエイラ(Falcão, Alessandro Rosa Vieira)の映像を見せて貰ったことがあった。同氏は、ヴェルディと浦和レッズで同時期を過ごしたテクニシャンであった。同氏の勧めでファウカンの映像を観た時、言葉にならないショックを受けた。

 ファウカンは、1117日にカタールのドーハで行われるブラジル代表対アルゼンチン代表の試合に、久し振りにセレソンに選ばれたACミランのホナウジーニョ・ガウーショ(Ronalsinho Gaucho)と少年時代からのフットサルのチームメートであった。面白い逸話を聞いたことがあった。ホナウジーニョは、ファウカンのテクニックに敵わないと感じフットサルよりもサッカーにより専念したという。

 今晩、リカルジーニョを観ていてファウカンほどの派手なテクニックは感じられなかったが、ヨーロッパと南米のサッカーのテクニックの違いはあっても、判断力の速さには魅了された。そして、ファウカンもリカルジーニョも、カニョート(Canhoto)、左利きであることも興味深い。

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