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「2010 FIFA クラブ・ワールドカップ決勝」

2010/12/18(土)

UAE(アラブ首長国連邦)で行われているクラブ・ワールドカップ、Jリーグのクラブが出場していないこともあってか、僕の周りの友人、知人もいまひとつ感心が薄いようである。来年は、日本で開催されることになっているし、日本のクラブが出場できれば盛り上がるものと期待したいが。

日本のクラブは出場していないが、決勝戦の主審が西村雄一氏、副審を相楽亨氏と名木利幸氏が務めることになって、興味を持ち始めた人は多いかもしれないと思った。

大会開幕前から、僕も興味のある周囲の人々もヨーロッパ対南米の決勝になると安易に考えていた。インターナショナルな名門クラブ同士の対決は、言語の違いはあっても同じ意味合いを持っている。イタリアのインテル・ミラノFC Internazionale Milano(インテルナチョナーレ・ミラノ)、ブラジルのインテルSport Club Internacional de Porto Alegre(インテルナショナウ・ジ・ポルトアレグリ)、前者が1908年、後者が1909年創立と素晴らしい歴史と栄光を築いてきて類似性は面白い。

僕も、インテル同士の決勝戦を期待していた。どちらのクラブにもアルゼンチン選手がいるし、インテル・ミラノにはブラジル選手も多くプレーしている点も興味深いものであった。

しかし、今大会は、歴史を変えるクラブが出現した。アフリカのコンゴ民主共和国のゼンベ(TP Mazembe)である。ブラジルやアルゼンチンのクラブも難敵と認めているメキシコのクルー・デ・フッテボル・パチューカ(Club de Futebol Pachuca)を相手に、初戦を勝ち抜いた。パチューカはスペインのFCバルセロナと同様、下部組織の育成が素晴しく多くの選手がトップチームへ昇格しポテンシャルが高いことで知られてもいる。マゼンベはパチューカに勝てたことで、勢いに乗れたと思う。

マゼンベは、準決勝で優勝候補のインテルナショナウに20で勝利するという素晴らしい結果を残した。ヨーロッパ、南米以外のクラブが、初めてファイナリストになれた。34才のGK、キディアバ(Muteba Kidiaba)は、信じられないようなゴールキーピングを見せている。我々の背後には、すべてのアフリカがいる。と、アフリカ人としてのプライドを自信に満ちてコメントしている。自チームの得点に、勝利した時に見せるお尻ダンスは、世界中で、パフォーマンス同様、或いは、それ以上に有名になってしまった。

インテルナショナウがマゼンベに敗退した際、僕は、国内外のブラジル人とこの試合の話をした。マゼンベが勝って当然の試合内容であると、彼らは認めていた。そして、インテルナショナウの監督も選手も準備に怠りはなかったが、決定力の差が勝負を左右したとコメントしている。マゼンベの決定力は、世界中が認めていることと思う。

インテルナチョナーレも決定力を見せて、決勝に進出してきた。僕は、どちらが優勝するとしてもおかしくないと思う。そして、もうひとつ興味を抱いていることがある。同世代の監督としての、覇権争いである。世界的に知られたスペイン人のラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)DF出身でイタリアのクラブを率い、FW出身のセネガル人、ラミーヌ・ンディアエ(Lamine N’Diaye)がコンゴ民主共和国のクラブを率いているからである。ピッチ内外の決定力が、優勝を決めるであろうことに興味が尽きない。

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