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「ロンドン・オリンピックへの切符」

2011/02/15(火)

 ペルーで開催されていたU-20の南米選手権が終了した。ロンドン・オリンピックへの出場枠は、ふたつ。既に、ウルグアイが84年振りの出場権を獲得していたが、決勝リーグ最終節でブラジルがウルグアイを60の大勝で大会優勝を決めた。そして、ロンドンへの切符を勝ち取った。

ブラジルU-20代表は、これで11回目の南米選手権を制覇した。ウルグアイの7回、アルゼンチンの4回、コロンビアの2回を凌ぐ圧倒的なタイトル獲得数を実現した。因みに、今夏、コロンビアで開催されるU-20FIFAワールドカップへの出場権は、ブラジル、ウルグアイとともにアルゼンチンとエクアドルに決定している。

 大会得点王は、アルゼンチン紙に命名されたネイマラドーナことネイマール9得点。得点ランキング2位の選手たちのゴール数が4であることから、その爆発的な得点能力は周囲を驚かせている。得点ランキング2位につけた選手のひとりに、サンパウロFC所属のルーカス(Lucas Rodrigues Moura da Silva)がいる。ルーカスは、優勝を決めたウルグアイ戦でハットトリックの活躍を見せた。

 ブラジル国内のメディアでは、ネイマールとルーカスのコンビをペレとトスタンやホマーリオとベベット或いはホナウドとホナウジーニョ・ガウーショのようとの比較をし、今後の素晴らしいコンビの出現と期待する報道まで続出した。

 ネイマールは今大会2得点を挙げた右サイドバックのダニーロ(Danilo Luiz da Silva)とともにサントスFCに戻り、すぐさま、サンパウロ州選手権(Campeonato Paulista)とコパ・リべルタドーレスに出場する。大会中はチームメートであったルーカス、カセミーロ(Casemiro:Carlos Henrique Casimiro)、ウィリアン(Willian José)らのサンパウロFCとの対戦で今後のフル代表入りを目指して戦うことになり大変興味深いものがある。

そのネイマールが、怪物ホナウドのコリンチャンスを最後のチームとして引退したことを哀しがっている。ネイマールは、既にヨーロッパのビッグクラブからのオファーが後を絶たない状況にあり、ホナウド同様に成功するために、世界の耳目を集めることは疑いのないものであると感じている筈である。

ホナウドがクルゼイロから国外へ初めて移籍したクラブが、オランダのPSVアイントホーヘン。毎試合ゴールする勢いで得点王に輝く時代、僕もスタジアムで直接目の当たりにしてその凄さを鮮明に記憶している。その後、バルセロナなど名門クラブでスター街道を歩んだことは周知のことである。

 そのオランダのフェイエノールトで、高校生の宮市亮がブレークし始めた。ホナウドのようにオランダで経験を積み、早い時期にアーセナルに戻り活躍する姿を多くの人々が期待していることと思う。ところで、僕の友人のひとりにサンドロ・オルランデッリ(Sandro Orlandelli)がいる。サンパウロ市在住のアーセナルの中南米担当のスカウトである。家にいることは殆どなく、才能ある若い選手を追い求め続けている。何人かの選手のアーセナル入りに貢献し、アーセン・ベンゲルの信頼を深く受けている。そのサンドロが語ってくれた言葉を思い出している。ベンゲルは、才能溢れる選手でもピッチ外の言動や姿勢に優れていなければ採らないと語っているとのことを。宮市亮は、ベンゲルに心技体すべてに合格点をもらった筈であると僕は思っている。ネイマールや宮市亮のような10代の選手たちの活躍に接すると、ロンドン・オリンピックの楽しみが増大する一方なのは僕だけではないと感じている。

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