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「楽しみは続く」

2011/02/04(金)

 アジアカップは、日本が4度目のタイトルを獲得したことによって最多優勝回数国となる素晴らしい結果を残した。退場者が出たり先制されたりもしたが、控えの選手たちの代表チームの一員としてのモチベーションも高く、ドラマチックに成長していることを感じさせられた。

 日本、オーストラリア、韓国は、海外組の選手が多く、あたかもそれぞれの国々のヨーロッパ選抜といった感もある程、各国のクラブでレギュラーを勝ち取っている選手たちのレベルは高かったと思う。日本の試合内容を観ていて、これからが本当の意味での成長段階をいくつもの真剣勝負である公式戦を経験していくことによって、更なるレベルアップを図っていって欲しいと思った。

 アジアカップはヨーロッパでもテレビ中継されていて、ヨーロッパの人々にも日本代表に対する印象が深く刻まれ、評価も極めて高くなったと聞いている。決勝戦、日本対オーストラリアをテレビ観戦していたブラジル人の友人も、日本の成長ぶりに驚くとともに称賛していた。それは、FIFAランキングが17位までに上昇したことからも客観的に窺い知ることにもなった。

 試合が終了した時のテレビの画面に懐かしいオジェック監督が映し出されていたが、同監督は素直に日本が優勝にふさわしいチームであることを認めたような柔和な表情をしていたように僕には思われた。監督の立場としては、選手に対しても、オーストラリア・サッカー連盟の関係者、サポーターに対しても率直に負けた悔しさを語っていたが、僕には日本代表をリスペクトしていることを示しているように感じてしまった。

 アジアカップに優勝して、日本代表は2014年ワールドカップに向けて最高の準備ができるチャンスを勝ち取れた。ワールドカップ予選に少なからず影響を及ぼすかもしれない2015年のアジアカップについては予選を免除されたが、それ以上に、2013年のコンフェデレーションズカップへの出場権を勝ち取れたことが大きい。ワールドカップに出場することは絶対的なノルマであるが、コンフェデレーションズカップでワールドカップと同様なハイレベルなそれぞれの大陸チャンピオン国とブラジルにて公式戦で戦えることは大きなメリットである。ブラジル、スペイン、日本のみが出場決定の現時点ではあるが、これからヨーロッパや南米のチャンピオン国が更に加わるのであるから興味は深まる一方である。

 Jリーグがスタートした前年、1992年、完全にプロ化された日本サッカー界にあって、僕はヴェルディでナビスコカップの優勝を味わえた。同年、日本代表は、初めてアジアカップを制覇した。その後、20年足らずにして、4回のタイトルを取れたことになった。Jリーグの存在は極めて大きいと同時に、多くの選手たちがヨーロッパで活躍できるようになり更なるレベルアップが期待できることも大きい。

 昨今、僕の周りの人々から、ワールドカップもそうだけれど、コンフェデレーションズカップにも行きたい。一緒に行って面倒をみてよという要望を聞く機会が増えてきた。楽しみが続くと感じていたところ、アジアカップで最高のパフォーマンスを見せていたと思っている長友佑都選手が、現在、クラブ世界一のInternazionale Milano(インテル・ミラノ)に移籍した。長友選手の移籍がより大きな刺激となって、代表チームばかりではなく、ヨーロッパでプレーする選手たちのプレーぶりにも一層注目する楽しさが続くものと感じているひとが増大しているに違いないと思う。

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