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「ブラジル一人旅」

2011/12/12(月)

  今月初めから、プライベートでのブラジル滞在をし始めた。年明けに帰国するまでの1ヶ月間、ブラジル人の友人たちと親交を深めることを行っている。予定では、ブラジル国内の五つの州を訪ねることになる。ミッションを受けての仕事での旅ではないので、生まれて初めてのリラックスした旅を続けられていて有意義で楽しい。

 12月2日にリオデジャネイロに入ったが、来季からグレミオでコーチとして活動するアウミール・ドミンゲスの粋な計らいで、6日と7日の二日間、Footecon2011という国際フォーラムに特別に参加できた。現ブラジル代表監督のマノ・メネーゼス、前ブラジル代表監督のカルロス・アルベルト・パフェイラ、現アメリカ合衆国代表監督のユルゲン・クリンスマン、ブラジル選手権を制覇したばかりのコリンチャンスのテチ監督他、ブラジル国内で実績を作り挙げている人々の話を興味深く聞く機会を持てたばかりでなく、多くの新しい友人との関係を構築できた。

 その後、パラナ州の州都、クリチーバ市に移動してきた。ブラジル代表のフィジカルコーチのカルリーニョスとはお互いに存在は知っていたが、初めて直接出会って、長い時間、楽しく談笑もできた。代表スタッフのひとりとして活躍しているが、気さくで紳士な人物で、冗談も含めて2014年のワールドカップやそれまでのこと、そして、ワールドカップ後のことをリラックスして話し合えた。その際、カルリーニョスやアウミールの幼馴染の多くの人々とも親交を温めることができたが、人懐っこく、そして、人をリスペクトする態度と会話の内容や質については、至福の時間であったと思えた。

 今までスカイプなどで多くの時間を費やしてきた友人のひとりに、クリチーバ市のスポーツ委員会のイーロス・マソーゾとも初めての出会いを実現できた。サッカーのみならず、クリチーバ市マラソンを5年間も企画、運営してきた好人物である。当然の如く、2014年のワールドカップ開催に携わることになっている。ブラジル人の多くは、日本、日本人に対して、知られていないかもしれないが、常に深いリスペクトを示している。

 そのようなイーロスに、クリチーバ市を案内してもらった。何代も前からクリチーバっ子のクリチバ―ノ(Curitibano)のプライドとして、自分が生まれ、育ち、そして、多くの幼友達のいるイーロスとしては、自分にクリチーバ市の良さを知って欲しいという熱意を感じずにはいられなかった。彼は、クリチーバ市を熟知していて、そして、クリチーバ市を愛している。彼は、特定のクラブを応援する立場にはいないが、アトレチコ・パラナエンセ、コリチーバFC、パラナ・クルービなどのクラブを誇りにもしている。

 緑が豊富な大都市、クリチーバ市、そして、アウミール、カルリーニョス、イーロス始め、自分が生まれ育った住む場所に誇りと愛着を強く抱き続けている人々と接していて、クラブが地域に密着することとは、このようなことが原点であると改めて感じもしている。その理由のひとつに、今季、ブラジルで最も多くの観客数を集めたクラブが、コリンチャンスでもなくフラメンゴでもなく4部リーグ所属のサンタ・クルスであることからも理解できるものと思う。

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